ビタミンAの効能と特徴について
ビタミンAは、ビタミンA1とビタミンA2があります。
ビタミンA1は、別名レチノールと言われており、ビタミンA2は、主に淡水魚の肝臓などに蓄積されており、人が摂取することが少ないので、一般的にビタミンAといったらビタミンA1のことを指します。
ビタミンAは、皮膚やのど、鼻、肺、消化管などの粘膜を正常に保つ働き、その他にも感染症などの予防にも効果があり、免疫力を向上にも良いとされています。
また、
発ガンの抑制力もあるという栄養素とも言われています。
ビタミンAは、体内でβカロチンに変化する栄養素であり、βカロチンは、抗酸化力をもっているので、有害な活性酸素を補ってくれるので、老化やガンなどの抑止力になります。
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ビタミンAの過剰摂取について
ビタミンAを過剰に摂取し過ぎると体内でβカロチンに変換することができなく、肝臓に蓄積されるので注意が必要です。
また、吐き気や頭痛、発心などの過剰症を引き起こします。
妊娠中の過剰摂取は、胎児にも影響するので摂取し過ぎることに注意しないといけません。
ビタミンAの不足について
ビタミンAが不足すると皮膚や粘膜などが弱くなり、感染症や皮膚炎にかかりやすくなり、子供の成長の妨げにもなります。
その他にも、目の病気があり、「とり目」と呼ばれる「夜盲症」というのがあります。
◇夜盲症の特徴◇
夜盲症は、夜暗い時に目が慣れるときがあると思いますが、その目の慣れるための補正がきかなくなり、視力が失われます。
さらに、症状を放置しておくと、角膜上皮細胞が壊され、角膜が乾いて鱗状に変化し、潰瘍ができてしまい、最後には、失明に至るので、重要な栄養の一つとも言えます。
その他にも、ビタミンAは、タンパク質と結合して、「ロド゙プシン」という物質を含みます。
この「ロドプシン」というのは、光に敏感で、光の反応で「ロドプシン」という物質が壊れます。
この「ロドプシン」が壊れた時の刺激が、脳内で情報伝達物質として伝わり、そこからまた「ロドプシン」の物質に再度取り込まれる「再取り込み」という仕組みを持っています。
この「再取り込み」が行われることで、暗いところでも、目が慣れるという、視力の補正をしてくれるのです。
ビタミンAが多く含まれる食べ物
豚の肝臓:6500μgRAE
(レバー:50g)
鶏の肝臓:5600μgRAE
(レバー:1個:40g)
アンコウ・きも:4150μgRAE
(1切れ:50g)
メロ:1800μgRAE
(マジェランアイナメ:1切れ:100g)
ウナギの蒲焼:1500μgRAE
(一串:100g)
銀ダラ:880μgRAE
(1切れ:80g)
モロヘイヤ:420μgRAE
(1/2袋:50g)
にんじん:380μgRAE
(中:1/4本:50g)
西洋かぼちゃ:396μgRAE
(120g)
あしたば:352μgRAE
(葉10枚:80g)
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ビタミンAの目安の摂取量
※あくまで目安なので、個人差はあるので注意してください。
年齢 男 女 上限(μgRAE/日)
0~5月 300 300 600
6~11月 400 400 600
1~2歳 400 350 600
3~5歳 500 400 700
6~7歳 450 400 900
8~9歳 500 500 1200
10~11歳 600 600 1500
12~14歳 800 700 2100
15~17歳 900 650 2600
18~29歳 850 650 2600
30~49歳 900 700 2700
50~69歳 850 700 2700
70歳以上 800 650 2700
まとめ
ビタミンAの一日の目安をチェックしながら摂取するようにしましょう。
暗いところでの目の視力が補正されないときは、ビタミンAの不足している可能性があるので、ビタミンAが含まれる食べ物を摂取するようにしましょう。
皮膚やのど、鼻、肺、消化管などに違和感や感染症の疑いがあるからといって、ビタミンAが含まれる食べ物を摂取するのも良いですが、病院などの医療機関も利用して体調を整えましょう。
とくに、ビタミンAの過剰摂取をさけて栄養を取るようにしましょう。
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