糖尿病の症状について
糖尿病はとてもメジャーな病気のひとつで、その病名は広く知れ渡っています。
しかしながら、その病名から尿から糖が出るなどの想像はついても、その症状についてまでは知らない人も多いのではないでしょうか。
太った人がなりやすいと思われがちですが、糖尿病は大きくふたつに分けられます。
1型糖尿病と2型糖尿病です。
1型糖尿病とは?
膵臓(すいぞう)のβ細胞が破壊されることによって、インスリンが分泌されなくなってしまうのがこの1型糖尿病です。
インスリンを作ることが出来ないので、常に体外から補給しないと生命に関わっていまいます。
1型糖尿病の症状
子供や若い方に多く、風邪に似た症状が発生して喉の渇き・頻尿・急激な体重の減少などが挙げられます。
女性の場合、妊娠中に体調が激変する場合があります。
放置すると急性代謝失調である糖尿病ケトアシドーシスに陥ってしまうので直ちに治療を要します。
2型糖尿病とは?
主に遺伝で糖尿病になりやすい人や高カロリー、高脂肪食、運動不足、ストレスなどによって引き起こされます。
インスリンの作用不足であったり、分泌のタイミングが悪くなったりします。
2型糖尿病の症状
1型糖尿病と違いゆっくりと症状が進行するので、初期症状がほとんどないので気づかない人が多いことが特徴です。
会社の健康診断などで発見される人が多いようです。
病状が進むと、喉の渇き・頻尿・疲れやすい・体重の減少などの症状が見られるようになります。
初期症状の段階で何もないからと放置すると様々な合併症を引き起こしてしまいます。
スポンサードリンク
糖尿病の原因について
糖尿病の原因は遺伝によるものだったり、体質や年齢によっても変わると言われていますが糖尿病患者の9割以上原因が食生活や運動不足による生活習慣が関係しているケースが多いのだそうです。
そして、その糖尿病の原因として考えられている生活習慣の主な原因を述べていきたいと思います。
糖尿病の原因:過食
糖尿病の一番の原因と考えられている生活習慣の中でも一番多いのが、この過食です。
糖尿病とは根本的に血糖値の異常から来る病気で、普段はインスリンの量によってコントロールされています。
そこへ毎回必要以上の量の食事を摂取することで血糖値は上昇してしまいます。
健康な人であれば当然血糖値が上昇しても時間が経てば元に戻ります。
しかし、常に過食を続けている人はインスリンの分泌量が減ったり、効果が弱まったりして、上昇した血糖値を戻す力が弱まっているので、正常値に戻りにくくなってしまいます。
糖尿病の原因:肥満
肥満になることでインスリンの働きが弱まるので、血糖値を正常な値に戻すことが困難になってしまいます。
運動不足によって肥満になるケースも多いのでとにかく運動して痩せることから始める必要があります。
糖尿病の原因:アルコールの摂り過ぎ
毎日一定量以上の多量なアルコールを摂取することによって糖尿病を引き起こす原因となっているようです。
お酒は分解されて糖分に変わるアルコール分や、元からの糖質も含まれているのでいわば糖分の塊の様なものです。
肥満の原因にもなってしまいます。
糖尿病は一度患ってしまうと大変な病気です。
糖尿病にならないようにするには、未然に予防する必要があります。
糖尿病 予防
糖尿病 予防として、食事・運動・睡眠の3つに分けて予防する方法をご紹介します。
①糖尿病 予防:食事
○肥満の原因になるものは控える
高カロリー・高脂肪・糖分の多い物は肥満の原因にもなるので食べ過ぎないようにしましょう。
決まった時間に食事を摂る
体の体内時計に合わせてきちんと食事を摂りましょう。
朝ごはんを抜かれる方も多くおられますが、なるべくきちんと食べるようにしましょう。
緑黄色野菜を食べる
葉物は特に、抗酸化物質やマグネシウムを豊富に含んでいるので糖尿病のリスクを減らすことが出来るようです。
野菜に含まれる食物繊維の働きで肝臓から腸に分泌される胆汁酸が排出され、糖尿病だけでなく肥満やメタボリックシンドロームにも効果を発揮するのです。
②糖尿病 予防:運動をする
たった3分の運動でも、筋肉の中にある酵素・AMPキナーゼを活性化させることが出来て、糖尿病予防には効果が見られるようです。
主に自転車をこぐなど有酸素運動を行うと、脂肪が体につきにくくなるようです。
だだ長時間した方が効果がありますが、複数回に分けても効果はほぼ同じようなので一度に続けて大変でしたら、分けて行うことをおすすめします。
③糖尿病 予防:睡眠を取る
特に睡眠不足だと体のあらゆる場所に影響が出てしまいます。
そして糖尿病の治療と一緒に不眠治療を行った結果、糖尿病に改善が見られ血管障害まで予防できるのだそうです。
みかん、糖尿病予防に効果 生活習慣病のリスク抑制
カンをたくさん食べる人は生活習慣病の発症リスクが低くなることを確認した、とする研究結果を農研機構果樹研究所と浜松医科大などのチームが23日発表した。
10年間に及ぶ1千人規模の追跡調査で、ミカンに含まれる成分の血中濃度が高い人ほど、糖尿病や非アルコール性肝機能異常症などになりにくいことが分かったという。
<ヤフー:朝日新聞デジタルより>
という記事があり、糖尿病の発症リスクが低下するという。
気になる方は、みかんを食べると良いだろう。
まとめ
糖尿病は、生活習慣病とも言われているので毎日の生活の積み重ねで、病気になったり、健康になったり、と天国と地獄みたいになってしまうから怖いですが、きちんと生活をしていれば病気とは無縁となると思いますので、食事・運動・睡眠としっかり健康的な生活を送るようにしましょう。
働きすぎるのもどうかと思います。
健康あっての仕事です。
無理はしないで休むことも大事です。
休みすぎるのもどうかと思いますが、きちんとした生活を過ごしましょう。
スポンサードリンク
トラックバック URL
https://kenko072ch.xyz/life/637/trackback