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敗血症とは何か、原因について
敗血症とは、体内に病原菌が侵入し、体全体に炎症反応が起きているような状態の病気です。
感染症にかかることで体内に菌が侵入し、体がそれらを排除しようと頑張ることで炎症が様々なところで起き、発症することになります。
原因となる感染症の病原菌として、肺炎菌や黄色ブドウ球菌、カンジダなどの真菌などがあり、感染経路には肺や腹部、場合によっては尿路から感染することもあります。
敗血症で亡くなる人の中には肺炎などを抱えていた人が多く、その病原菌が侵入してしまい、それが原因となって亡くなるということもあります。
一方、抗がん剤治療などで免疫力が低下し、病原菌への抵抗力が落ち、それが影響を与えることも十分に考えられます。
高齢者や未熟児など抵抗力が弱っている、まだ備わっていないという人も敗血症になりやすいことから注意が必要です。
こうしたことからもわかるように、体が弱っている人ほど感染しやすく、それを放置していると重篤な状態になることから、早めのケア、そして早期発見、早期治療が必要であり、感染症になっているほど気を付けないといけません。
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敗血症の看護について
敗血症の患者への看護をする場合、見るべきポイントは体温や呼吸数などのいわゆるバイタルサインと呼ばれるものです。
重篤な状態になると患者は低体温に陥るなど、体温が安定しなくなります。
体温が安定しないということはそれだけ敗血症による発熱が強く、苦痛が伴っていることが言えるため、細心の注意を払うことが求められます。
意識障害が伴えば、非常に危険であり、早急な対応、処置を施すことが必要です。
これらのポイントを踏まえ、まず患者の病歴や身長、体重などの情報を知り、バイタルサインの状況や意識レベルの確認、しっかりと眠れているかどうかなどの確認が必要です。
体温が高ければ体温を物理的に下げるために氷枕を用意する、太い血管が近くにある首や脇などの部分を冷やすなどのことができます。
また、脱水症状を起こさないように水分補給を常に絶やさないといったことも必要です。
少しでも体調に変化がある、苦痛が伴うという場合にはすぐに連絡を入れ、適切な処置を施すことも看護をするうえでは大切です。
そうした環境を整えておくことも必要となります。
敗血症の治療について
敗血症を治療していく上で、まずは感染経路の特定が欠かせません。
血液検査などで特定されるまでは、数種類の薬を投与してその様子を見守ることになります。
その中で抗菌剤の活用は必須であり、これにより、菌の働きを弱め、菌への抵抗による炎症反応を抑えていくことができます。
抗生物質、抗真菌薬の投与も定期的に行います。
また、これ以外にも呼吸不全などを伴っている場合には人工呼吸による管理や透析なども随時必要となります。
ホルモン薬の活用や合併症の阻止などもしていくことになります。
合併症を防ぐには血糖値のコントロールや栄養管理なども必要です。
合併症には多臓器障害や血栓が大量にできることで出血が止まらないという症状があります。
これらが重症化すると集中治療室に入り、血液の浄化などが行われます。
敗血症性ショックということになると腸閉塞や腹膜炎を誘発し、さらにひどい状況になります。
そうなると回復させるまでに数カ月がかかることもあり得ます。
通常でも数日から数週間はかかると言われており、気が抜けない日々が長く続くこととなります。
敗血症まとめ
・敗血症とは、体内に病原菌が侵入し、体全体に炎症反応が起きているような状態の病気です。
感染症にかかることで体内に菌が侵入し、体がそれらを排除しようと頑張ることで炎症が様々なところで起き、発症することになります。
原因となる感染症の病原菌として、肺炎菌や黄色ブドウ球菌、カンジダなどの真菌などがあり、感染経路には肺や腹部、場合によっては尿路から感染することもあります。
・敗血症の患者への看護をする場合、見るべきポイントは体温や呼吸数などのいわゆるバイタルサインと呼ばれるものです。
重篤な状態になると患者は低体温に陥るなど、体温が安定しなくなります。
体温が安定しないということはそれだけ敗血症による発熱が強く、苦痛が伴っていることが言えるため、細心の注意を払うことが求められます。
意識障害が伴えば、非常に危険であり、早急な対応、処置を施すことが必要です。
・敗血症を治療していく上で、まずは感染経路の特定が欠かせません。
血液検査などで特定されるまでは、数種類の薬を投与してその様子を見守ることになります。
その中で抗菌剤の活用は必須であり、これにより、菌の働きを弱め、菌への抵抗による炎症反応を抑えていくことができます。
抗生物質、抗真菌薬の投与も定期的に行います。
また、これ以外にも呼吸不全などを伴っている場合には人工呼吸による管理や透析なども随時必要となります。
ホルモン薬の活用や合併症の阻止などもしていくことになります。
・個人差はありますが、気になる方は、近くの医療機関(病院)などに相談するのが良いでしょう。
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