血管とは、文字通り血液を運ぶための管のことです。
管があるからこそ、心臓でから出される血液を全身に運ぶことができます。
血液は全身をめぐり、古くなった血液は腎臓で浄化されます。
腎臓が悪くなると血液の浄化ができなくなるため、人工透析を行わなければなりません。
腎臓も心臓も血液に欠かせない臓器です。
血管年齢という言葉が最近よく聞かれるようになりました。
20代の若者が40代後半などという結果が出て、ショックを受けるさまをテレビで見た人もいることでしょう。
血液を運ぶ管は、歳を重ねると少しずつ硬くなっていきます。
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歳を取るとシワができたり、耳が遠くなったりするのと同様に、老化現象の1つです。
それ自体は止めることができません。
歳相応に硬くなっていくのはある程度仕方がないことですが、生活習慣を見直すことで、若返らせることもできます。
歳相応に硬くなっている人は正常ですが、歳に比して管がとても硬くなっている人は、重大な病気を引き起こす可能性があります。
実際の歳ではなく、血液が流れる管の相応の歳を調べたものが血管年齢であり、少しでも若く保とうとする動きが広がっています。
自分で調べることもできますが、病院で簡単な機器を使ってチェックすることができますので、病院に行った際についでに測ってもらうと良いでしょう。
血管チェックに血圧計について
最近は、待合室のあたりに自由に使えるよう、血圧計などがが設置してある場合も有ります。
待ち時間にでも測定し、実際の歳よりも高い歳が出た時は、生活習慣を見直すきっかけにもなるでしょう。
血圧が正常だから血管年齢も正常とは限りません。
それにしても、血液が流れる管の硬さなんて、どうして小さな機器で調べられるのだろうか、と疑問に思う人もいるはずです。
確かに、管の硬さを直接測る機械ではありません。
血圧や脈圧などから、血液がめぐるスピードを推測し、そこから管の硬さを計算しているに過ぎません。
つまり、
機器を使って出た数字はおおよその推測であり、実際の歳よりも若いからといって手放しで喜んではいけません。
仮に50歳の人が45歳という結果だったとしても、35歳や40歳の人よりは硬くなっているということですから、対策をしなくても良い、ということではありません。
血管が硬くなって引き起こす病気について
血液を流れる管が硬くなるとどんな病気が引き起こされるのか、危険性について考えてみましょう。
冒頭で述べました通り、血液は心臓から全身に流れるように送り出されます。
この血液を運ぶ管が硬くなると、血液が通りにくくなります。
柔らかければ血液の量に合わせて収縮しますが、硬いと収縮できず、管が狭くなるからです。
全身を巡らせようと勢い良く送り出される血液ですが、管が狭いために流れが悪くなってしまいます。
ますます勢い良く送り出そうとします。
歳を取ると血圧が高くなるのはそのためです。
太っている人が高血圧になりやすいのも、脂肪によって血管が圧迫され、狭くなってしまうからです。
血圧が高い人は血流が悪くなっている可能性が高い、と言い換えることもできます。
狭い管を血液が無理矢理通ろうとすると、管の内部が傷つきます。
傷ついた部分がかさぶた状になったものが血栓です。
血栓によってますます血流が悪くなる、という悪循環が起こります。
血流が悪くても血液がサラサラであればまだ救いはあります。
しかし、
血圧が高くてコレステロール値も高いとなると、事態は深刻です。
コレステロール値が高ければ血液はドロドロしていますので、ますます管を通りにくくなります。
どこかで詰ってしまい、血流が止まるのが脳梗塞や心筋梗塞です。
命に関わることもある病気です。
高血圧の人に処方される降圧剤とは、血管を拡張させる効果がある薬です。
できれば降圧剤を飲むことなく過ごせるよう、生活習慣を見直していきましょう。
血液サラサラにDHAとEPAがいい
・魚に含まれる良質なタンパク質、DHA、EPA。調理の手間や、苦手な人にはなかなか取りづらい健康成分をサプリメントでお手軽に摂取できます。
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DHAについて
血液をサラサラにする、脳を元気にして脳の老化を防ぐなど、健康や脳によいとされています。
正式名称をドコサ・ヘキサエノイック・アシッド(ドコサヘキサエン酸)と言い、わたしたちの体に必要な必須脂肪酸です。
必須脂肪酸の「脂肪酸」とは、脂質をつくっている成分のこと。
脂肪酸は、常温で固まりにくい「不飽和脂肪酸」と固まりやすい「飽和脂肪酸」のふたつに分類されますが、不飽和脂肪酸の中で、体内では合成できず外からの摂取が必要となるものが「必須脂肪酸」です。
近年、
「健康の為に積極的に摂取しましょう」と言われている脂肪酸ですが、現代は食の欧米化により、以前よりも摂取量がかなり減ってきています。
この成分は神経細胞の細胞膜を柔らかくしたり、脳、そして神経系に働きかけるものです。
中性脂肪を減少させて脳梗塞や脳血栓、そして心臓病の危険を低めるというEPAに似た働きがあるものの、主な役割は脳神経に働きかけて脳を活発にすることです。
※1日の摂取量:2010年版日本人の食事摂取基準ではω-3(オメガ-3)脂肪酸の成人の1日の摂取量の目安は男性2.1g、女性1.8gと示されています。
また、
DHAとEPAは1日1g以上摂取することが望ましいという目標量が定められています。
■DHAの効能について
・学習能力、記憶力の向上
・視力低下の抑制
・動脈硬化の予防
・高脂血症の改善
・血栓の抑制
・高血圧の抑制
・運動能力の向上
・老人性痴呆症の改善、予防
・抗アレルギー
・抗炎症作用
EPAについて
人間の体内ではつくることのできない多価不飽和脂肪酸と呼ばれる栄養素の一種で、正式名称をエイコサペンタエン酸といいます。
EPAは人間にとって必ず必要な「必須脂肪酸」の一つですが、体内で合成されないため食べ物から摂取する必要がある成分です。
青魚、アナゴ、ウナギに多く含まれている栄養素です。
これには血液をサラサラにする作用があるので、血行が良くなり動脈硬化や血栓症を防止する効果があります。
1960年代にデンマークでエスキモーの食生活を研究したことがきっかけで注目されるようになりました。
エスキモーの人々はアザラシや魚を主食とし、野菜などはほとんど食べていませんが、健康な高齢者が多いことから研究を進めた結果、彼らが主食とするアザラシにEPAが多く含まれるからではないか、と考えられるようになったのです。
多くの現代人が抱えるさまざまな生活習慣病の予防や改善に効果があるとして注目を高めています。
赤血球を柔らかくし、尚且つ血小板の過剰凝固を抑制する働きがあります。
そのため血管内の血液の流れをスムーズにします。
この働きのおかげで血管内に血栓が出来ることを防ぐことが出来ます。
そしてスムーズな血液の流れは血管を柔らかくし、生活習慣病を予防することに大きく貢献します。
■EPAの効能について
・中性脂肪を下げる
・血液をサラサラに
・血管を柔らかくする
・生活習慣病の予防、改善
・炎症を抑制する
・アレルギー症状を緩和
・感染症を予防する
・精神を安定させる
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