子宮頸(けい)がん の症状と転移について
子宮頸(けい)がん とは、子宮の入口付近、「頸部(けいぶ)」と呼ばれるところにできるがんのことです。
「頸部」というのは「首のように細く繋がっているところ」という意味で、膣(ちつ)と子宮を繋ぐ部分を指します。
子宮がんにはもう一つ、「子宮体がん」というものもありますが、こちらは頸部より更に上の、赤ちゃんを育てる部分(体部)にできるがんのことです。
子宮体がんは、50代より上の世代に起きることが多いのが特徴です。
近年では、20~30代の女性が子宮頸がんを発症することが多く、頸部にがんができると、以下のような症状が見られます。
・性交や生理の時以外に出血する
・褐色のおりものが増える
・お腹や腰が痛くなる
・生理の時、血の量が増えたり長引いたりする
ただし、子宮頸がんは、初期にはほとんど自覚症状がありません。
そのため、気付いた時には既にがんが進行してしまっている可能性があります。
上のような症状が少しでも見られた場合・気になることがある場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
また、子宮頸がんは、子宮の周り、骨盤に近い辺りに転移しやすいと言われています。
始めは膀胱や直腸、周囲のリンパ節などに広がり、転移が進むと、骨盤より外の臓器をも蝕んでいきます。
とはいえ、子宮頸がんは早期発見が可能な病気です。
初期の状態であれば、比較的治療がしやすい、治りやすいという性質もあるので、気になる人は、病院などの医療機関で検診してもらい、早期の発見を目指しましょう。
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ニュース:子宮頸がんワクチン 高校生ら国など提訴へニュース
体の強い痛みなどを訴える女子高校生たち。
症状が出たのは、子宮頸(けい)がんを予防するワクチンを接種したあとだった。
女子高生たちは、ワクチンの接種を勧めた国などを相手取り、損害賠償を求める裁判を起こすことを明らかにした。
・望みは「普通の学校に通うこと」
・“副反応”相次ぐ…定期接種2か月で中断・接種原因か…失われた“当たり前”
厚労省の調査によると、接種した338万人のうち、副反応が出てその後も回復していない人は186人。
そのため厚労省は、「重い副反応は非常にまれで、ワクチンの成分が原因ではない。
注射の痛みなどがきっかけで、思春期の女性の不安や緊張が体の痛みなどとして現れる『心身の反応』と見られる」と結論付けた。
ヤフー:日本テレビ系(NNN)より
子宮頸(けい)がん ワクチンについて
「子宮頸(けい)がん」という言葉は、現代では、ニュースなどで頻繁に見かけるようになりました。
その理由の一つとして「子宮頸がんの予防ワクチンによる副作用」が挙げられます。
これまでに報告されている副作用には、以下のようなものがあります。
・注射した部分に痛みを覚えたり、腫れたりする
・めまいや頭痛、腹痛が起きる
・熱が出る
・手足が痺れる
・脱力感がある
また、ワクチンを注射した直後に失神してしまったり、手足の自由が効かなくなって倒れてしまうこともあります。
これ以外にも、記憶力の低下や歩行障害、長く続く激しい痛みなどが報告されており、子宮頸がんワクチンによる副作用は数え切れません。
ですが本来、ワクチンというのは「絶対に安全」ではないのです。
薬を飲むのと同じで、たとえ多くの人が平気であっても、何年、何十年と使われているものであっても、自分が大丈夫とは限りません。
予防や治療をするためにある程度のリスクを負うことは、実は当然のことであり、多くの人が自然と行っていることなのです。
しかし、一般的な他のワクチンに比べると、子宮頸がんのワクチンが、副作用を引き起こしやすいこともまた事実です。
日本では現在、子宮頸がんワクチンの接種が推奨されていますが、必ず受けなければいけないわけではありません。
恐ろしいがんからワクチンで身を守ることも、副作用の可能性を考えて控えることも、個人の自由です。
事前にワクチンの必要性とリスクについてしっかり考え、理解を深めた上での接種をお勧めします。
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子宮頸(けい)がんの原因について
子宮頸(けい)がんの原因には様々なものがあります。
喫煙や飲酒、放射線、紫外線……その他、ウイルスや細菌が原因となっているパターンも存在します。
一般的には、がんは「生活習慣」が主な原因とされ、その分、私たちの意識次第で、予防できる可能性があると伝えられてきました。
ですが、子宮頸(けい)がんは、食事を制限したり、喫煙をしないことで予防できるものではありません。
何故なら、子宮頸がんの発生には、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」と呼ばれるウイルスが関わっているからです。
ヒトパピローマウイルスは、粘膜の接触などによって感染するウイルスで、子宮頸部にとどまってがんを発症させます。
このウイルスは、主に性交渉によって広がることが知られており、誰もが感染する可能性がある、決して珍しくはないものです。
自分や相手がヒトパピローマウイルスを持っていたとしても、通常は時間をかけて自然消失していくので、特別気にする必要はありません。
ですが、このウイルスが長い間、それも数年以上身体の中に居続けると、子宮頸がんを引き起こす原因となる可能性が高まっていくのです。
子宮頸がんになる前には、異型の細胞が増えていく前段階があることが知られています。
その状態が長く続き、自然に治癒しきれない時にだけ、子宮頸がんが起こるのです。
前段階で発見することができれば、比較的簡単な治療で完治させられます。
そのため、子宮頸がんの予防には、定期的な検診がとても効果的なのです。
まとめ
子宮頸(けい)がんの原因のほとんどが性交渉における「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染なのですが、性交する相手がウイルスを持っているかどうかなんて、検査しないとわかりません。
また、検査してもらうにしても相手に不快感を持たせる可能性があります。
自分で病院などの医療機関へ行き、定期的に検査してもらうことがベストといえます。
また、
下記のような症状がでて気になる方は、検査することをオススメします。
悩むより検査してスッキリした方が自分のためでもあります。
・性交や生理の時以外に出血する
・褐色のおりものが増える
・お腹や腰が痛くなる
・生理の時、血の量が増えたり長引いたりする
子宮頸(けい)がんのワクチンの副作用などもあるので、子宮頸(けい)がんにならないように健全な性交と生活を送るようしましょう。
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