プチ断食の本来の効果とは?
手軽にできるダイエット法として、
最近、話題になっているのがプチ断食です。
本来、断食というものは、長期間に渡って絶食するような、とてもハードなものなのですが、プチ断食は、その名の通り、1日から数日程度という短い期間で行なうものです。
しかも、完全な絶食というわけではなく、野菜ジュースなどを使って、栄養補給もします。
このように、あまりハードにはならない内容となっているため、週末などに手軽にできるダイエット法として注目されているというわけです。
では、短い日数の、しかもあまりハードではない内容のプチ断食で、本当に効果が期待できるのでしょうか。
実は、プチ断食の本来の目的は、[内臓を休めること+デトックス]です。
プチ断食が終わった後で体重が落ちていることは当然ありますが、それは本来の目的ではありません。
内臓を休めることとデトックスによって体調を改善することが、プチ断食の本来の目的です。
ただし、体調が改善されれば体内の老廃物も排出されやすくなりますし、食べた物がお腹の中にとどまることも少なくなります。
そのため、トータルで見ると、プチ断食によってダイエット効果が出た、という話にもなってくるわけです。
プチ断食というものは、最初から体重を減らすことだけを目的に行なうものではなく、体調をよくした結果、ダイエットにもつながるものだと思ってください。
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プチ断食 効果 目次
プチ断食の本来の効果とは?
なぜプチ断食をすると体調改善に効果があるの?
プチ断食は何日くらいが効果的?
なぜプチ断食をすると体調改善に効果があるの?
プチ断食をするということには、実際は2つの意味があります。
ひとつは食事の量自体を減らすということです。そしてもうひとつは、食事の内容を内臓への負担が小さいものに変えるということです。
一般的な傾向として、体重オーバーの方は食べ過ぎの場合が多いです。しかも、消化の悪い、内臓への負担が大きいものを好む傾向にあります。
内臓は元々、丈夫なものなのですが、あまりに負担が大き過ぎますと、さすがにくたびれてしまいます。
食事の量を減らし、内臓への負担が小さい食べ物に変えることで、内臓の負担が減り、元の元気な状態に戻りやすくなります。
それに加えて、プチ断食によるデトックス効果によって、不要な老廃物が体の外に排出されますので、さらに負担は軽くなり、体調改善につながるというわけです。
プチ断食は何日くらいが効果的?
プチ断食の期間は、1日から長くても3日程度が効果的だとされています。
プチ断食の期間が4日以上になりますと、体への負担が大きくなり過ぎるため、健康を害する恐れがあります。
もちろん、3日以内や、あるいはたった1日であっても、やり方やその時の健康状態によっては体調が悪くなる可能性がありますから、注意が必要です。
ちなみにプチ断食では、実際にプチ断食をやる期間の前後にも気を配る必要があります。
プチ断食の前は、体をプチ断食に慣らしておく必要がありますし、プチ断食の後は、体を普段の生活に戻していく必要があります。
ですから、プチ断食を1日やる場合には、前後を含めて3日間、プチ断食を3日やる場合には、前後を含めて1週間はかかると思ってください。
なお、プチ断食は必ず1人でやらなくてはいけないというものではありません。最近では、お寺などを利用したプチ断食のプログラムも用意されていますから、1人では挫折しそうという方は、そちらを検討されてみるのもおすすめです。
プチ断食の効果的なやり方とは?
プチ断食では固形食はとらず、流動食をとることが基本となります。
ちなみに流動食とは、ドロドロしているものや、液体状になっているもののことです。
プチ断食でよく用いられているのは、野菜ジュースやスムージーなどです。
また、麦茶等で水分補給も行ないます。
人間の体にとって水分補給は非常に重要ですから、決して怠らないようにしてください。
なお、糖分に関しては、とり過ぎはよくないのですが、あまりにとらないでいるのも、体のためにはよくありません。
黒砂糖を飲み物に溶かすなどして、必要最低限の量はとるようにしましょう。
ちなみに市販の野菜ジュースなどには糖分が多く含まれている場合がありますので、ご注意ください。
ここまでは食事の内容に関する話でしたが、実はプチ断食を効果的に行なう上で、つい忘れてしまいがちなのが運動です。
プチ断食の間はあまり激しい運動はしない方がよいのですが、かといって本当に寝てばかりだと、あまり効果は出てくれないのです。
ストレッチをするなど、ある程度は体を動かした方がプチ断食の効果は出やすくなりますから、体に負担にならない範囲で工夫してみるのがおすすめです。
何度もやっていると、プチ断食の効果はだんだん落ちていく?
プチ断食は短い期間である程度の効果が期待できるため、非常に便利なのですが、あまり頼り過ぎるのは考え物です。
人間の体には適応力というものがありますので、同じようにプチ断食を行なっても、回数を重ねるごとに効き目が落ちていく可能性があります。
ですから大切なのは、プチ断食をやった後です。
リバウンドを防ぐのはもちろんのことですが、できれば、よくなった体調と減った体重をキープして、またプチ断食をしなくてもよいような体を作り上げていくのがおすすめです。
プチ断食後の対応によって、せっかくの効果も一時的なものに終わってしまう可能性がありますので、気をつけてくださいね。
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