インフルエンザ流行の型番メニュー
■インフルエンザ流行:A型について
■インフルエンザ流行:B型について
■インフルエンザ流行:C型について
■インフルエンザ流行の型番まとめ
インフルエンザ流行の型番について
寒くなるとインフルエンザに感染する人も増えてきます。
しかしインフルエンザはどれも同じではなく、流行の型番があるのです。
大きく分けてA型、B型、C型の3種類があります。
インフルエンザ流行:A型について
A型はとても感染力の強い、鳥の間で感染していたウイルスです。
どのシーズンも大流行を引き起こします。
感染から発症までは2日から7日ほどかかります。
ウイルスの増殖スピードは速く、体内に入ると8時間で100個になり、次の日には100万個にも増えます。
症状も強く、感染すると急に38℃以上の高熱が出る他、頭痛、関節痛、筋肉痛、喉の痛み、咳、鼻水などが現れます。
毒性が強いため、3つのタイプの中でも最も体に負担がかかるのです。
症状が治まるまでにはおよそ7日から10日かかります。
A型は脳症を起こしやすいので免疫力が低い子供は注意が必要です。
他にも子供が感染した場合、意識障害や異常行動を起こす恐れもあります。
同じく免疫力の低い高齢者の場合は、長引いたり肺炎などの合併症が起きたりすることもあるので気を付けましょう。
A型は変異が激しいウイルスのため、パンデミックに繋がることもあります。
そのため多くの種類があります。
中でも代表的な「A香港型」は1968年~1969年にかけて香港で広まったウイルスです。
「香港かぜ」」も呼ばれていました。
A香港型は比較的致死率は低いものの、感染力が強いという特徴があります。
子供から高齢者まで幅広く感染します。
近年では2014年に大流行しました。
「Aソ連型」は1977年~1978年の間にソ連でエピデックを引き起こしました。
当初は年代の若い人に感染することが多く、子供たちの間で広がりましましたが、変異を重ねて幅広い世代に広まるようになりました。
しかし2009年以降、感染することが少なくなったため、現在ではインフルエンザワクチンにも含まれていません。
「A亜型(H1N1)」は平成21年にパンデミックを引き起こしました。
新型インフルエンザとして恐れられましたが、世界的に多くの犠牲者を出した「Aスペイン型」よりは毒性も低めでした。
しかし一般の風邪よりも症状は重いので、注意が必要です。
A亜型は2009年以降、毎年多くの感染者が出るので近年ではワクチンにも含まれるようになりました。
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インフルエンザ流行:B型について
B型は元々人の間で感染を繰り返していたウイルスです。
A型と違い毎年大流行することはありませんが、数年おきに広まります。
冬から春先にかけて感染者が増えるという特徴があります。
症状はA型の時と同じく発熱などがありますが、それに加えて胃炎などの消化器系や、上気道炎など気管支系にもダメージを与えます。
B型は2種類の型番しかありません。
「Bビクトリア型」と「B山形型」です。
どちらも潜伏期間が短く、子供が感染した場合は下痢や嘔吐などの症状が現れます。
感染期間も長く、検査キッドでも検出されにくいため、知らないうちにウイルスをまき散らしてしまうこともあります。
インフルエンザワクチンにもB型抗体は含まれています。
インフルエンザ流行:C型について
C型は変異をすることがないウイルスです。
こちらも元々人が持っているウイルスでした。
ほとんどの人が7歳までに感染して抗体を持っていますので、インフルエンザワクチンにはC型は含まれていません。
成人では感染しても症状が現れることは少なく、風邪程度で終わってしまいます。
現在主流になっている検査キッドではA型とB型しか検出できません。
C型を検出するためには専用の検査が必要です。
そのため感染したことに気付かない人も多いのです。
しかし、感染したことのない小さな子供がかかってしまった場合、重症化することもあるので要注意です。
大人でも体力が低下している時には症状が重くなることがあります。
体調不良が長く続く場合には、病院を受診しましょう。
インフルエンザ流行の型番まとめ
・インフルエンザはどれも同じではなく、流行の型番があるのです。
大きく分けてA型、B型、C型の3種類があります。
・A型はとても感染力の強い、鳥の間で感染していたウイルスです。
どのシーズンも大流行を引き起こします。
感染から発症までは2日から7日ほどかかります。症状も強く、感染すると急に38℃以上の高熱が出る他、頭痛、関節痛、筋肉痛、喉の痛み、咳、鼻水などが現れます。
毒性が強いため、3つのタイプの中でも最も体に負担がかかるのです。
A型は脳症を起こしやすいので免疫力が低い子供は注意が必要です。
他にも子供が感染した場合、意識障害や異常行動を起こす恐れもあります。
同じく免疫力の低い高齢者の場合は、長引いたり肺炎などの合併症が起きたりすることもあるので気を付けましょう。
・B型は元々人の間で感染を繰り返していたウイルスです。
冬から春先にかけて感染者が増えるという特徴があります。
症状はA型の時と同じく発熱などがありますが、それに加えて胃炎などの消化器系や、上気道炎など気管支系にもダメージを与えます。
B型は2種類の型番しかありません。
「Bビクトリア型」と「B山形型」です。
どちらも潜伏期間が短く、子供が感染した場合は下痢や嘔吐などの症状が現れます。
感染期間も長く、検査キッドでも検出されにくいため、知らないうちにウイルスをまき散らしてしまうこともあります。
・C型は変異をすることがないウイルスです。
こちらも元々人が持っているウイルスでした。
ほとんどの人が7歳までに感染して抗体を持っていますので、インフルエンザワクチンにはC型は含まれていません。
感染したことのない小さな子供がかかってしまった場合、重症化することもあるので要注意です。
大人でも体力が低下している時には症状が重くなることがあります。
体調不良が長く続く場合には、病院を受診しましょう。
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