風邪予防にはお茶がいい!?
風邪は万病のもと、とよく言われているように、
風邪は、比較的よくかかる病気でありながら、
決して軽視できない病気でもあります。
特に、風邪を何度もひくのが
習慣のようになってしまっている場合などは、
なんとかして改善したいものです。
風邪の予防にはお茶がいい、
という話も聞きますが、
果たして本当なのでしょうか?
以下に、
風邪予防とお茶の関係について
ご紹介していきますので、
参考にしていただければ幸いです。
風邪予防にはお茶がいい目次
風邪予防に役立つお茶の成分とは?
風邪予防にお茶がいい、とされているのは、
風邪の予防に役立つ成分が、
お茶に含まれているからです。
具体的な成分としましては、
カテキンとビタミンCが挙げられます。
また、サポニンも見逃せない成分のひとつです。
しかし、
実際問題、風邪予防には何が何でも
お茶でなくてはならない!というほどには、
お茶に絶対的な効果があるわけではありません。
カテキンもビタミンCも、他の食べ物などからとることも可能です。
ですが、より効率よく、
しかも手軽にとることができること、
そして何より、お茶が好きな人にとっては
好きなものを活用することで
風邪予防に役立てることができるということ、
これらの点から、
茶は風邪の予防におすすめなのです。
それぞれの成分の効果については、
次項以降でご紹介します。
風邪予防にお茶がいい理由(1):カテキン編
風邪予防にお茶がいいと
されている理由のひとつ目は、
お茶にはカテキンが含まれていることです。
カテキンは、お茶の苦み、渋みと関係しており、
また、強力な抗菌作用で知られています。
ちなみに、抗菌作用とは、
ばい菌などに対抗する力のことです。
カテキンの抗菌作用の一例としましては、
食中毒菌に対して
強力に働くことが確認されています。
また、インフルエンザのウイルスに対しても、
予防効果が発揮されます。
カテキンには、
このように優れた抗菌作用がありますので、
お茶でうがいをするだけで、
お口の中の菌の量は格段に少なくなります。
そのため、風邪予防の一環として、
お茶による、うがいを推奨しているケースもあります。
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風邪予防にお茶がいい理由(2):ビタミンC編
風邪予防にお茶がいいとされる理由の2つ目は、
ビタミンCが含まれていることです。
風邪と言えばビタミンC、というのは
多くの方が聞かれたことがあると思います。
しかし、実際にビタミンCが
どのような働きを持っているのかについては、
あまりご存じない方も多いのではないでしょうか。
ビタミンCが風邪予防に
効果的だとされているのには、
2つの理由があります。
ビタミンCが風邪予防に効果的な理由:1
ビタミンCには体の免疫力を高める働きがあることです。
免疫力とは、病気に対する
体の抵抗力を表す言葉です。
人間の身の回りには、
さまざまなウイルスや病原体がありますが、
それらの影響で病気になることは、
あまり多くはありません。
これは、人間の体には元々、病気に対して
抵抗する力があるからです。
この力のことを免疫力と呼んでいます。
ですから、
免疫力が下がれば病気にかかりやすくなり、
免疫力が上がれば病気にかかりにくくなるわけです。
少し単純化し過ぎた面もありますが、
基本的にはそういうことです。
ですから、
ビタミンCが免疫力を高めてくれるというのは、
風邪の予防にとって大きな意味があるのです。
ビタミンCが風邪予防に効果的な理由:2
体がコラーゲンを作る時には
ビタミンCが絶対に必要だからです。
コラーゲンは、美容と関連して
有名になった言葉ですが、
人間の皮膚や粘膜の健康維持と
大きく関わっています。
そのため、
コラーゲンを作る時に
ビタミンCを摂取するということは、
鼻などの粘膜が健康であり続けることと
大きな関係があるのです。
ビタミンCは免疫力の向上や
粘膜の健康維持の役に立ち、
その結果、
風邪の予防にも役立ってくれる、
ということです。
風邪予防にお茶がいい理由(3):サポニン編
風邪予防にお茶がいい理由として
3つ目に挙げられるのは、サポニンの存在です。
サポニンは
お茶に含まれている成分のひとつなのですが、
茶葉に含まれているサポニンには抗菌作用があるのです。
そのため、
サポニンも風邪予防に効果的であるということが考えられるのです。
ただし、
サポニン自体の量が少ないこともあり、
カテキンやビタミンCほどの働きがあるとは
考えられていません。
ちなみに
サポニンはお茶の苦みとも関係があり、
また、抹茶を点てる時の泡も
サポニンの効果によるものとされています。
風邪予防とお茶の関係に関するまとめ
以下に、風邪予防とお茶の関係に関して、簡単にまとめさせていただきます。
・お茶が風邪予防にいいのは、風邪の予防に役立つ成分が含まれているから。
・お茶に含まれている風邪予防に役立つ代表的な成分は、カテキン/ビタミンC/サポニンの3つ。
・カテキンには抗菌作用があり、風邪予防のためにお茶によるうがいを推奨しているケースもある。
・ビタミンCには免疫力を高める効果があり、鼻などの粘膜の健康維持にも役に立つ。
・サポニンには抗菌作用があるが、量自体が少ないので、カテキンやビタミンCほどの働きはない。
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