倉庫での熱中症対策に知っておきたいポイント6つについて

ポイント1:倉庫での熱中症の対策について知っておきたい方へ

夏になると問題になるのが、熱中症です。
熱中症の主な原因は夏の暑さなのですが、過酷な労働環境などによって熱中症のリスクはさらに高まります。
特に倉庫内作業などでは熱中症になる可能性が高いため、注意が必要です。
以下に、倉庫での熱中症の対策についてご紹介していきますので、ぜひ参考になさってください。

 

ポイント2:データで見る、倉庫での熱中症対策が必要な理由とは

熱中症は場合によっては死に至る可能性もある非常に危険な病気なのですが、その危険性はあまり認識されていないのが現状です。
厚生労働省のデータによりますと、1999年から2008年の10年間で、職場での熱中症で亡くなられた方は193人となっています。

1年あたり、19人強です。
また、2006年から2008年の3年間のデータで見てみますと、時期的には7月と8月が圧倒的に多いことが分かります。
そして注目したいのは、作業開始から熱中症による死亡までの日数です。
作業開始から8日目までに発症されて死亡された方が全体の約8割に当たります。特に2006年には、最初の2日間だけで全体の8割以上を占めています。
職場での熱中症によって4日以上の休業を余儀なくされた方のデータも出ており、2007年の1年間だけで299人となっています。

このうち、倉庫など屋内での作業中に発症された方の割合は、全体のおよそ3分の1に当たります。
このように、職場での熱中症が頻発しているため、厚生労働省も、職場での熱中症対策についてマニュアルを作成するなどしています。

 

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ポイント3:倉庫での熱中症対策で重要なWBGT値とは

倉庫などでの熱中症対策で重要な役割を果たすのが、WBGT値です。
WBGT値とは一般の方はあまり聞かれたことがない言葉だと思いますが、Wet Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)の略称で、「暑さ指数」とも呼ばれています。
WBGT値は、熱中症を予防するための目安です。WBGT値の実測値や予測値を参考にして、その日の作業の強度を下げたりするために使われます。
日本で簡単にWBGT値を確認するには、環境省熱中症予防情報サイトが便利です。

各地のWBGT値の実測値と予測値を簡単に確認することができます。
しかし、倉庫内等においてはそれらの数値よりも、さらに厳しい状態になっている可能性が高いです。
そのため、できればWBGT測定器を購入して倉庫内に備え付け、直接、現場の数値を確認しておきたいところです。

WBGT測定器は市販されており、数千円程度で購入できます。

ポイント4:倉庫での熱中症対策で知っておきたい暑熱順化とは

倉庫などでの熱中症対策で知っておきたいのが、暑熱順化(しょねつじゅんか)です。
暑熱順化とは、暑さに適応するための人体の仕組みです。

簡単に言えば、体を徐々に暑さに慣れさせていくことによって、暑さに強い状態にすることができるというものです。
具体的には、通常よりも早い段階で汗をかき始めるようになります。

また、汗自体もサラサラのものになり、塩分などが体の外に出にくくなります。
このように暑熱順化は暑さ対策として有効なのですが、ある程度の日数が必要です。

できれば1週間か、それ以上かけて、暑い環境で過ごす時間を増やしていきたいところです。
すでにご紹介しましたように、作業開始から8日目までの間に熱中症を発症されて死亡された方が、全体の約8割に当たります。

十分な暑熱順化がなされていなかったことが原因のひとつと推測されますので、ご注意いただければと思います。

ポイント5:自分でできる、倉庫での熱中症対策とは

WBGT値や暑熱順化は職場環境と関わるため、個人の一存では難しいところもあります。
自分でできる倉庫での熱中症対策としましては、まず、睡眠不足や深酒を避け、食事をきちんととることが挙げられます。
また、作業中の水分と塩分の補給も欠かせません。
これにはスポーツドリンクや経口補水液(けいこうほすいえき)が便利なのですが、味などが合わないという場合には、水分に加えて携帯塩や塩飴などで代用するという方法もあります。
ちなみに、スポーツドリンクは経口補水液に比べて糖分が多めの場合が多いですから、エネルギー補給を一緒に行ないたい場合にもおすすめです。
そしてできれば、作業に入る前に、しっかりと水分をとっておきたいところです。

水分を多めにとっておけば、暑さで水分が失われても、ある程度、対応できます。
その他の対策としましては、通気性のよい服装を心がける、冷却シートなどの熱中症対策グッズを有効活用する、等があります。

濡れタオルを使用するのも効果がありますよ。

ポイント6:倉庫での熱中症対策に関するまとめ

以下に、倉庫での熱中症対策に関して、

・職場での熱中症による死亡者数は、年平均で19人強。中でも7月と8月が多い。
・職場での熱中症で4日以上休業することになった人数は、1年で300人弱。約3分の1が、屋内での作業中に発症。
・熱中症対策の目安は、WBGT値。環境省熱中症予防情報サイトで確認できる。倉庫内での値を確認するには、市販の測定器が有効。
・暑熱順化をきちんと行なうことで、熱中症のリスクを減らすことができる。
・熱中症予防には、普段から体調を整えて体力をつけておくことが重要。
・作業前に水分を多めにとり、作業中は水分と塩分を補給しつつ休憩をとり、濡れタオル等で体温を下げるよう心がけるとよい。

 

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