多汗症と熱中症の基礎知識、汗かき必見、知らなきゃ損

これって多汗症?それとも熱中症?

夏になると、汗が滝のように流れて止まらない、といった状態になることがあります。

ふだんとはまるでちがう状態のため、「これって、何かの病気なの?」と不安になってしまうことも多いでしょう。

 

汗がたくさん出る病気ということで多汗症をイメージされる方もあれば、夏の暑さに関係があるということで熱中症を連想される方もあるようです。

以下に、汗との関係を中心に、多汗症と熱中症についてご紹介していきますので、参考にしていただければ幸いです。

 

多汗症と熱中症の基礎知識(1):そもそも多汗症とは?

多汗症とは、特に汗をかくような状況でもないのに、大量の汗が出てしまうというものです。

通常、汗というものは、体温を調整するためにかきます。

ですから、周囲が暑くない状況などでは、それほど、かかないのが普通です。

しかし、多汗症の場合には、特に暑くない状況でも汗をかいたりします。

ここが熱中症との大きなちがいです。

 

もちろん、多汗症の方でも、暑くて汗をかくということはあるのですが、全然、汗をかくような状況でもないのに大量の汗をかく場合があるのです。

ちなみに、多汗症には、全身から汗をかくものと、手の平などの特定の場所からだけ汗をかくものがあります。

全身から汗をかくものを全身性多汗症、特定の場所からだけ汗をかくものを局所性多汗症と呼んでいます。

 

また、局所性多汗症の中でも、手の平から大量の汗をかく手掌(しゅしょう)多汗症と、脇の下から大量に汗をかく腋窩(えきか)多汗症は、特に悩んでおられる方が多く、病院で治療を受けられる方も大勢、いらっしゃいます。

なお、多汗症と熱中症はちがうものですが、多汗症の方が真夏などに一時的に熱中症になられることはあります。

多汗症だからといって熱中症にならないわけではありませんので、ご注意ください。

 

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多汗症と熱中症の基礎知識(2):熱中症と汗との関係とは?

熱中症とは、体が熱くなってしまったことによって、健康上のさまざまな障害が出る、というものです。

体が熱くなるという言い方をする場合もあれば、体の中に熱がこもる、という言い方がされる場合もあります。

要は、体が温められているのに、体温がきちんと下がらない、ということです。

 

通常は、汗をかくことによって体温を調節しているのですが、暑い中で運動をしていたりして、体温が十分、下がらないでいると、何とかして体温を下げようということで、どんどん汗をかくようになります。

ちなみに、汗は蒸発して初めて、体温を下げるのに役に立ちます。

ですから、まわりの湿度が高いなどの理由で、汗がなかなか蒸発してくれない場合には、いくら汗をかいても体温の調節にはほとんど役に立たない、といった状態になりがちです。

 

熱中症になっている場合には、そのままの状態で放置していますと、どんどん状態が悪化していく可能性があります。

汗が大量に出て止まらないというのは、熱中症の中でも、軽い方の症状です。

この段階で速やかに水分や塩分の補給をし、風に当たったり日陰に入るなど、体温を下げる工夫をしておくことが大切です。

 

そのまま、水分等の補給もせず、涼しくなるような工夫もしないでいると、頭痛や吐き気などを催し、最終的には意識がなくなって死に至ってしまう危険性すらあるのです。

「汗はいっぱい出るけど、特に具合は悪くないから」ではなく、「まだ具合が悪くなっていないうちに、先回りして手を打っておくことが大切」ですので、十分、ご注意ください。

なお、熱中症の場合でも、汗があまり出ないということもありえます。

 

たとえば、高齢者の方の場合ですと、年齢の影響で汗をかきにくくなっているため、熱中症になりかけていても、汗をあまり、かかない可能性があります。

このように、熱中症であっても汗をあまりかかないことはありえますから、「汗=熱中症の目印」、というわけには必ずしも参りません。

 

ちなみに、多汗症とちがって熱中症は、暑さによる一時的な体の不調です。

ですから、間に合うタイミングで適切な処置をとれば、通常は回復します。

熱中症は一時的なもので回復も可能だが、悪化すると死に至る危険性もある、ということです。



多汗症と熱中症の汗との関係に関するまとめ

以下に、多汗症と熱中症の汗との関係について、簡単にまとめさせていただきます。

 

・多汗症とは、暑さとは関係なく、大量の汗をかくというもの。

・多汗症の人でも暑くて汗をかくが、それとは別物。

 

・多汗症には、全身から汗をかくものと、特定の部位にだけ汗をかくものがあり、治療を受ける人もいる。

・多汗症の人でも、暑さなどの影響で熱中症になることはある。

・熱中症の汗かきは、体温が上がり過ぎていることによるもの。

 

・熱中症の汗かきは軽い段階の症状なので、この時点で早目に水分を補給する等、しておくこと。

・高齢者等の場合、暑くても汗をあまりかかない可能性があるため、「汗=熱中症の目印」とは限らない。

・熱中症は一時的なものなので、適切な処置で回復するが、悪化すると死に至る危険性もあるため、注意が必要。

 

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