甲状腺の腫れからわかる4つの病気と2種類の症状について

甲状腺の腫れが出る病気は意外と多い

甲状腺の病気にはいろいろありますが、甲状腺が腫れるという症状が出るものが多いです。

また、腫れ自体にも2種類あります。

そのため、腫れの種類や、どの病気の症状として腫れが出ているのかについて、きちんと理解しておくことが必要になってきます。

以下に、甲状腺の腫れの種類や、甲状腺の腫れが出やすい病気についてご紹介していきます。

 

甲状腺の腫れには2種類ある

甲状腺の腫れには、びまん性甲状腺腫と結節性甲状腺腫の2つの種類があります。

びまん性甲状腺腫のびまんとは、漢字では弥漫または瀰漫と書きます。

びまん性とは、「広範囲に広がっている」という意味です。

この意味の通り、びまん性甲状腺腫とは、甲状腺全体が腫れてしまうタイプの腫れのことです。

 

もうひとつの結節性甲状腺腫とは、甲状腺全体が腫れてしまうのではなく、部分的にしこりのようなものができることです。

結節とは、ひもなどの結び目にできる、こぶのようなかたまりのことです。

そのようなかたまりが甲状腺の一部にできるものを指しているのだとお考えください。

 

ちなみに、びまん性甲状腺腫には、特に何かの病気の症状というわけではなく、ただ単に甲状腺全体が腫れているだけ、というものもあります

これは、単純性びまん性甲状腺腫と呼ばれています。この時点では、特に甲状腺ホルモンの異常などはありません。

しかし、単純性びまん性甲状腺腫は、その後、バセドウ病などの甲状腺の病気に発展する可能性がありますので、注意しておく必要はあります。

 

 

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甲状腺の腫れが出る病気(1):バセドウ病

甲状腺の腫れが出る病気のひとつに、バセドウ病があります。腫れの種類は、びまん性甲状腺腫です。

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが多く作られ過ぎてしまうという病気です。

このような病気のことを甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)と言います。

 

症状としましては、動悸、手の震え、汗かきなどがあります。

また、眼球が飛び出してくる方もおられます。

もちろん、甲状腺の腫れも症状のひとつです。

しかし、バセドウ病では上記の症状が全て出るということは、あまり、ありません。

バセドウ病は甲状腺ホルモンが多くなり過ぎるという病気ですから、治療は甲状腺ホルモンの量を減らすことを目的として行なわれます。

 

甲状腺の腫れが出る病気(2):橋本病

橋本病も、甲状腺の腫れが出る病気です。腫れの種類は、びまん性甲状腺腫です。

バセドウ病とは逆に、甲状腺ホルモンの量が少なくなってしまうという病気です。

このような病気のことを甲状腺機能低下症と言います。

 

病気としてはバセドウ病とは逆のタイプですが、腫れの種類としては同系です。

ただし、バセドウ病の腫れよりも固さを感じるケースが多いようです。

ちなみに、橋本病が軽い場合には、人体に影響が出るほど甲状腺ホルモンの量が少なくなることはありません。

橋本病で甲状腺ホルモンの量が減り過ぎている場合には、甲状腺ホルモンの量を薬で補うという治療を行ないます。

 

 

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甲状腺の腫れが出る病気(3):亜急性甲状腺炎

亜急性甲状腺炎(あきゅうせいこうじょうせんえん)も、甲状腺の腫れが出る病気です。腫れの種類は、びまん性甲状腺腫です。

ちなみに亜急性とは、急性と慢性の間という意味です。

病気には大きく分けて、突発性、急性、亜急性、慢性の4種類があります。

 

慢性とは、慢性化などの言葉から分かる通り、なかなか治らないということです。

亜急性は、それよりは早く治るのですが、突発性や急性ほどではない、ということです。

亜急性甲状腺炎では、腫れるだけでなく、発熱と痛みをともないます。

また、それ以外にも、動悸、手の震え、倦怠感などが出ます。

亜急性甲状腺炎の治療には、ステロイドホルモン剤が使用されます。

飲み薬で、効果が出るのも早いです。

 

甲状腺の腫れが出る病気(4):腫瘍性疾患

良性腫瘍、悪性腫瘍といった甲状腺の腫瘍性疾患も、甲状腺の腫れが出る病気です。腫れの種類は、結節性甲状腺腫です。

良性腫瘍の場合、人体に害が出ることは、ほとんどありません。

 

一方、悪性腫瘍には、乳頭がん、濾胞(ろほう)がん、未分化がん、髄様(ずいよう)がん、悪性リンパ腫の5つがあります。

このうち、未分化がんは非常に進行が早いため、注意が必要です。

他の4つに関しては、比較的おとなしい性質のものが多いです。

ただし、注意が必要なケースもありますので、病院での指示にしっかり従うことが重要です。

 

甲状腺の腫れに関するまとめ

以下に、甲状腺の腫れについて、簡単にまとめさせていただきます。

 

・甲状腺の腫れには、全体が腫れるびまん性甲状腺腫と、部分的に腫れる結節性甲状腺腫がある。

 

・甲状腺が腫れる主な病気には、バセドウ病、橋本病、亜急性甲状腺炎、腫瘍性疾患がある。

 

・病気の影響ではなく、ただ単に甲状腺が腫れているという、単純性びまん性甲状腺腫もある。

 

・橋本病の甲状腺の腫れは、バセドウ病よりも固め。

 

・亜急性甲状腺炎では、腫れるだけでなく、熱と痛みも出る。

 

・腫瘍性疾患は、結節性甲状腺腫。

 

・良性腫瘍の場合、害になることは少ない。

 

・悪性腫瘍には、乳頭がん、濾胞がん、未分化がん、髄様がん、悪性リンパ腫の5つがある。

 

・特に注意が必要なのは、未分化がん。

 

・他の4つに関しても、きちんと医師の指示に従うことが重要。

 

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