汗かきの病気、役割と原因、健康との深い関係、人や犬、猫

汗かきと健康の深い関係

暑くなれば、汗をかく。

とっても当たり前のことですよね。

でも、実は汗って、健康に大きく関わってくるものなんです。

ここでは、汗かきと健康に関するさまざまな情報をご紹介していきますので、ぜひ、ご参考になさってください。

 

汗かきの役割について知っておこう!

汗をかくことは、ごく自然に起こる生理現象のひとつですが、実はきちんとした役割があってのことなのです。

その役割とは、体温の調節です。

動物には、変温動物と恒温動物の2種類がいます。

 

変温動物とは、周囲の環境によって体温が変わっても問題のない生き物のことで、爬虫類などが、これに当たります。

ですから、寒いところに行けば体温が下がり、暖かいところに行けば体温が上がります。

これで健康上、特に問題はないのです。

一方、人間などの恒温動物は、体温を一定の範囲内に収めておくことが必要です。

体温が下がり過ぎたり、上がり過ぎたりしますと、建康上、大きな支障が出ます。

 

そのため、周囲の環境の影響で体温が上下し過ぎないように、体温をコントロールする必要が出てきます。

これが、体温調節です。

ちなみに、同じ恒温動物でも犬や猫などの場合には、人間のように汗をかくことで体温調節をすることはできません。

実は、犬や猫には、人間のような汗をかく汗腺(かんせん)は、ごく限られた部位にしか、ないのです。

 

そのため、汗をかいても一部分にしか効かず、体全体の体温調節とまではいきません。

なお、犬や猫の場合、別の種類の汗を出す汗腺は発達しているのですが、これは臭いを発するタイプのもので、体温調節とはあまり関係がありません。

同じ汗かきでも、人間と犬や猫では、少し、意味合いが違ってくるということです。

 

 

スポンサードリンク


夏になると汗かきになる、その理由とは?

「夏になると汗を一杯、かくようになるなあ」「暑いからね」というのは、ある程度、当たっていて、ある程度は、外れています。

実は、汗の量は季節によって変わるのです。

ただし、季節が来れば自動的に変わるのではありません。

 

たとえば、夏が近づくにつれて、気温も徐々に上がっていきますよね。

すると、体の方でも環境の変化に対応して、汗の出方や内容を変えるようになるのです。

このように、暑さに慣れて汗の出方などが変わることを、暑熱順化(しょねつじゅんか)と言います。

反対に、寒さに慣れて汗の出方などが変わることを、寒冷順化(かんれいじゅんか)と言います。

 

ただし、寒冷順化の効果は暑熱順化ほど、はっきりと出ないことが多いです。

暑熱順化が起きますと、普段よりも早いタイミングで汗をかき始めるようになります。

つまり、暑くなり始めた段階で汗をかくようになりますので、体温調節が早めに始まるようになります。

また、汗かきになるだけではなく、汗の内容自体も変わってきます。

汗にはナトリウムが含まれているため、汗が出過ぎると体の中のナトリウムの量が減って、体の中のバランスが崩れてしまうことがあります。

 

しかし、暑熱順化した状態ですと、汗と一緒に出ていくナトリウムの量が減ります。

そのため、体内バランスが崩れにくくなるのです。

このように、暑い季節に効果を発揮しやすい暑熱順化ですが、自然に体が対応するのを待つ以外に、積極的に体を暑熱順化させる方法もあります。

具体的には、サウナなどの暑い環境の中に身を置いたり、運動をして体温を上げるなどします。

すると、体の方が状況の変化に対応して、暑熱順化しやすくなるのです。

病気が原因の汗かきもある!?

これまで見てきたのは健康な状態での汗かきについてでしたが、実は汗かきの中には病気が原因となっているものもあります。

一番、代表的な病気は、多汗症(たかんしょう)です。

文字通り、汗をかくことが症状の病気です。

 

いくつか種類がありますが、基本的には、通常ではありえないほど大量の汗をかく場合が多いです。

特に、手の平から大量の汗をかく手掌(しゅしょう)多汗症と、脇の下から大量の汗をかく腋窩(えきか)多汗症は、日常生活に支障を来たすことも多く、悩んでおられる方が多いです。

また、甲状腺(こうじょうせん)の病気であるバセドウ病や、ストレスなどで自律神経のバランスが崩れて発症する自律神経失調症などでも、汗かきが症状として現れることがあります。

 

汗かきに関するまとめ

以下に、汗かきについて、簡単にまとめさせていただきます。

 

・汗かきの役割は、体温調節。

 

・人間は恒温動物なので、体温調節する必要がある。

 

・夏、汗をかきやすくなるのは、暑熱順化の結果。

 

・自力で暑熱順化した状態に持って行くには、サウナや運動などが効果的。

 

・暑熱順化すると、汗の内容も変わり、体内バランスが崩れにくくなる。

 

・汗かきが症状の病気もある(多汗症、バセドウ病、自律神経失調症など)

 

 

スポンサードリンク


コメントを残す

トラックバック URL

http://kenko072ch.xyz/life/930/trackback

PAGE TOP