血管年齢、検査方法と動脈硬化について

血管年齢、検査方法と動脈硬化について

血管年齢検査って、どんなもの?

血管年齢検査は、動脈硬化の程度を知るための検査です。

動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中などの
大病の原因となることが多く、
現在の動脈硬化の程度を知って
適切に対処することは、
建康を守る上で非常に重要なことなのです。

 

ちなみに、動脈硬化という言葉から、
動脈が硬くなると
考える方が多いと思うのですが、
それは半分正解で、半分間違っています。

 

実は動脈硬化というのには、
2つの要素があるのです。

 

◆動脈硬化の要素①◆

動脈の血管が硬くなるということです。

動脈の血管は老化によって、
自然と硬くなっていくものなのですが、
日ごろの不摂生などによって、
通常より早く硬くなることがあります。

 

◆動脈硬化の要素②◆
動脈が詰まりやすくなるということです。
不摂生が影響して、
動脈が狭くなってしまうというものです。

 

動脈が狭くなることによって、
血のかたまりが出来やすくなり、
結果、詰まりやすくなってしまうのです。

 

このように動脈硬化には2つの要素があり、
血管年齢検査でも2つの要素を調べることによって判別することができます。

 

血管年齢検査では、
動脈がどのくらい硬くなっているのか、
どのくらい詰まりやすくなっているのか、
という検査をし、
それを表す、CAVI(キャビィ)
ABI(エービーアイ)という数値を使用して表します。

 

CAVIとは、
Cardio Ankle Vascular Index の
頭文字をとったもので、
日本語では心臓足首血管指数と言います。

 

ABIとは、
Ankle Brachial Pressure Index の
頭文字をとったもので、
日本語では足関節上腕血圧比と言います。

 

どちらも分かりにくい名前ですが、
血管年齢検査で検査する場所から付けられた名前です。

これらの検査結果から、血管年齢がはじき出されます。

 

「血管年齢○○歳代」というのは、
「動脈硬化の程度が、その年代の方の
平均値と同じくらいの状態」、
という意味です。

 

なお、
血管年齢は動脈硬化の状態によって
変化するものですから、
一度、検査を受けて低かったとしても、
それ以降ずっと安心というわけではありません。

この点も注意しておきたいところです。

 

 

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実際の血管年齢検査って、どんな感じ?

血管年齢検査の代表的なものに、
血圧脈波(みゃくは)検査があります。

その名の通り、血圧と脈波に関する検査です。

脈波という、聞き慣れない言葉だと思います。

 

◆脈波について◆
血管の中には血液が流れていますが、
その血液は元々は心臓から送り出されています。

 

しかも、
常に同じペースで流れているのではなく、
心臓の鼓動に応じて、
脈打つように送り出されています。
これを脈波と言います。

 

脈波は、血管が硬くなればなるほど、
早くなります。

ですから、
脈波が伝わる早さを測定すれば、
血管がどの程度、
硬くなっているのかが分かります。

 

また、
血圧もあわせて測定することで、
血管の硬さと
詰まり具合の両方が分かります。

 

この2つを元に、
動脈硬化の程度を表す目安として
表示されるのが血管年齢です。

実際の検査は、
ベッドに横になって受けます。

 

検査する部位は、
両方の上腕部、両方の足首などです。

検査用のベルト装着などが必要ですが、
あまり分厚い服装でなければ、
着衣のままで検査を受けることもできます。

 

検査にかかる時間は、
およそ5分から15分程度です。

特に痛みを感じることはなく、
安心して検査することができます。

イメージとしては、
血圧測定に似たような感じです。

 

 

血管年齢検査は、あくまでも推定

ここまで血管年齢検査について
見てきましたが、最後にひとつ、
お伝えしたいことがあります。

 

それは、
血管年齢検査で分かる血管年齢は、
あくまでも推定にすぎない、ということです。

血圧と脈波を参考にしてはいますが、
実際に各動脈の内部の状態が
どうなっているのかを
個別に調べたものではありません。

 

動脈の内部の状態を
具体的に確認する方法としては、
頸動脈エコー検査というものがあります。

 

これは、超音波エコーによって
頸動脈の実際の状態を
画像という形で確認できるというものです。

 

頸動脈のどこがどうなっているのかを
具体的に確認できますから、
血管年齢検査よりもはるかに確実に分かります。

 

ただし、
頸動脈エコー検査で分かるのは
頸動脈の状態だけです。

他の部分の動脈に関しては、
頸動脈エコー検査でも推定するしかありません。

 

血圧脈波検査による血管年齢は
あくまでも推定ではありますが、
体全体の動脈の状態を把握するためには
有効な手段である、ということです。

 

血管年齢検査のまとめ

以下に、血管年齢検査について、簡単にまとめさせていただきます。

 

・血管年齢検査は、動脈硬化の状態を知るためのもの。

 

・動脈硬化には動脈の硬さと詰まり具合の2つの要素があり、血管年齢検査ではその両方を検査する。

 

・血管年齢検査の検査結果で出てくるCAVIと動脈の硬さを表、ABIとは動脈の詰まり具合を表している。

 

・血管年齢とは、自分の動脈硬化の程度が、どの年代の平均値と近いかを表すもの。

 

・血管年齢は変化するので、たとえ結果がよくても、それ以降ずっと大丈夫とは限らない。

 

・血管年齢を測定する代表的な検査は、血圧脈波検査。

 

・血圧脈波検査は短時間で済み、痛みもない。

 

・血管年齢検査で出る血管年齢は、あくまで推定。

 

・動脈内部の実際の状態を調べる方法としては頸動脈エコー検査があるが、確認できるのは頸動脈の状態だけで、他は推定になる。

 

 

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