うつ病の再発と病気の治療法について

うつ病の再発と病気の治療法について

うつ病は再発しやすい病気

うつ病は場合によっては自殺を図るケースもあるため、精神的な病の中でも深刻なもののひとつと言えます。

しかし、だからといって回復の望みが薄いのかと言えば、そんなことはありません。

 

初めてうつ病になった場合、ちゃんとした治療を行えば3ヵ月程で、約50%の回復が見込めるデータがあります。

しかし、うつ病にはひとつ、困った特徴があります。
それは、再発する可能性が高いことです。

 

再発した場合、回復しても、その後さらに再発する可能性が高くなりがちです。

うつ病の場合、第一段階として、まずは回復を目指し、一定の回復を見て社会復帰に成功した後は、再発防止に重点を置いて過ごすことが重要になってきます。

以下に、うつ病を再発させないために有効な方法についてご紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。

  

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うつ病の再発率はどれくらい?

うつ病の再発率について、データで見てみましょう。

厚生労働省の「こころの耳」というサイトでは、うつ病の再発率は60%とされています。

また、うつ病になったことのある回数と再発率の関係については、海外の複数のデータがあります。

 

それらのデータによりますと、うつ病に1度なった人が、克服して、またうつ病になる率は約5割~6割あり、また、うつ病になって2度も克服した人が3度もうつ病になる確率が約7割もあるのです。

また、3度もうつ病を克服した人が、4度のうつ病になってしまう確率は約9割もあるのです。

 

このように、うつ病を克服しても再発する可能性は、だんだん高くなっていく、癖のある病気だといえます。
うつ病から克服しても焦らず、再発しないように努力していくことがとても重要なのです。

 

うつ病を再発させないために有効な方法とは?

前項の内容を考えれば、うつ病を何回克服しても再発する可能性はとても高いといえます。
再発を防ぐための、対策がないわけではありません。

 

うつ病の再発防止のために有効な方法としまして、維持療法や精神療法などがあります。

また、再発しにくい環境を整えるということも重要になってきます。

維持療法と精神療法の具体的な内容に関しましては、以下の通りになっています。

 

うつ病の再発防止に役立つ維持療法とは

うつ病の再発防止の維持療法というのは簡単に言いますと、うつ病から回復しても、しばらくの間、抗うつ薬を飲み続けるということです。

そもそも、うつ病の症状が出るのは、脳内のバランスが崩れた結果だと言われています。

 

抗うつ薬には脳内のバランスを回復してくれる働きがあるため、うつ病の治療に効果的なのですが、回復したからと言って急に飲むのをやめてしまうのは、よくありません。

 

と言いますのも、状態がよくなったのは抗うつ薬の力によるもので、まだ自力でバランスを維持するところまでは戻っていない可能性があるのです。

 

そのような状態で抗うつ薬を飲むのをやめてしまいますと、薬によるバランス回復はできなくなり、かといって体の方では自力でバランスを保つところまでは行っていないということで、脳内のバランスが再び崩れてしまいます。

結果、うつ病の再発へとつながってしまいかねないのです。

 

ですから、うつ病から回復した場合、すぐに抗うつ薬を飲むのをやめてしまうのではなく、段階を経ながら徐々に薬の量を減らしていくことが大切です。

また、どのタイミングで抗うつ薬を減らしたり、やめたりするかについては、医師の判断が必要となってきます。

 

きちんとした判断をするためには、医師が患者の状態を把握していることが必要です。

ですから、薬を飲み続けるだけではなく、通院も続けなくてはなりません。

うつ病というのは回復した後も、意外と時間がかかる病気なのです。

 

精神療法がうつ病の再発防止に役立つ理由とは

精神療法というのは、心理的な治療法です。

抗うつ薬は脳内の化学物質に作用を及ぼすことで、うつ病になりにくい状態を維持してくれますが、精神療法はそれとは違い、心理面からアプローチすることで、うつ病の再発防止につなげよう、というものです。

 

うつ病の治療に使われる主な精神療法には、認知行動療法と対人関係療法があります。

このうち、認知行動療法とは、うつ病につながりやすい考え方や物の見方を改善していくことによって、うつ病になりにくい状態へと変えていこう、というものです。

 

せっかく、うつ病から回復しても、ご本人の考え方や物の見方が以前と同じままですと、以前と同じようなことがあった時に、同じように、うつ病になってしまう可能性があります。

そうなっては困りますので、うつ病になりにくい考え方や物の見方となるよう改善していこう、というものです。

 

もうひとつの対人関係療法とは、ご本人にとって重要な方との現在の関係性を変えることによって、うつ病が再発しにくい状態を作り出そうというものです。

 

対人関係は、心の支えになる場合もあれば、悩みの種になる場合もあるものですが、その関係性を変えることによって、以前よりもストレスを受けにくい状態を作り出すことができます。

そうなれば以前よりも、うつ病が再発しにくい状態になるため、再発防止に役立つというわけです。

  

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