ミオクロニーてんかんと発作、診断方法(JME)について

ミオクロニーてんかんの基本情報

ミオクロニーてんかんとは、てんかんの一種です。

てんかんとは、脳がうまく機能していないことによって発作をくり返す病気のことです。

 

てんかんにもいろいろな種類があるのですが、患者がどの種類のてんかんなのかを診断する際には、どんな発作を起こしているのかということが重要なポイントになります。

 

ミオクロニーてんかんでは、ミオクロニー発作という発作をくり返し起こします。
逆に言いますと、ミオクロニー発作を起こすようなてんかんのことをミオクロニーてんかんと呼んでいるわけです。

 

また、ひとくちにミオクロニーてんかんと言っても、実はさまざまな種類があります。

 

具体的には、[乳児良性ミオクロニーてんかん]、[若年ミオクロニーてんかん]、[ミオクロニー失立発作てんかん]、[ミオクロニー欠神てんかん]などがあります。

 
 

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ミオクロニーてんかんかどうかの見極めが素人には難しい理由とは?

すでに書きましたように、ミオクロニーてんかんとはミオクロニー発作をくり返し起こすてんかんのことなのですが、実はその発作がミオクロニー発作かどうかを見極めるのが、素人には難しいのです。

 

そもそも、ミオクロニー発作とはどのようなものかと言いますと、主な特徴としては、[電気ショックを受けたように全身や手足、顔面などがピクッとけいれんする]、ということが挙げられます。

 

ただし、これと似た症状はミオクロニーてんかんでなくても発生します。
と言いますか、健康体であっても起こることがあるのです。

たとえば、寝入りばなに突然、体がピクッとすることがあります。
これも[電気ショックを受けたように全身や手足、顔面などがピクッとけいれんする]という条件に当てはまるのですが、たいていの場合、ミオクロニー発作ではありません。
このようなことは何の病気もない健康体でも起こることで、生理的ミオクローヌスと呼ばれています。

ですから、一見、ミオクロニー発作のように見えても、それが本当にミオクロニー発作かどうかは素人にはなかなか分かりづらいのです。
そのため、医師の診断を仰ぐということが重要になってきます。

 

 

ミオクロニーてんかんの診断を受ける時にあった方がいいものとは?

ミオクロニーてんかんかどうかを確かめるためには医師の診断を仰ぐ必要がありますが、その際に役に立つのが、実際の発作の様子を撮影した動画です。

最初に書きましたように、ミオクロニーてんかんかどうか、あるいはそもそもてんかんなのかどうかを診断する際には、発作の症状が重要なポイントになります。

 

実際の診断では、発作を目撃した家族の話などから情報を得て診断することになるわけですが、その際にビデオカメラで発作の様子を撮った動画があると、非常に診断がしやすくなります。

 

また、最近のデジカメには動画の録画機能が付いているものが多いですから、ビデオカメラをお持ちでない場合にはデジカメを利用して動画を撮影されるのもよいかも知れません。

 

もちろん、実際の診断では発作の様子だけではなく、発作の前後の状況や、家族の健康状態に関する情報、さらには脳波検査の結果などから総合的に判断されるのですが、診断の際に動画があると便利なことは確かです。

 

 

若年ミオクロニーてんかん(JME)とは?

ミオクロニーてんかんの中にもいろいろな種類があるのですが、中でも特に多いのが若年ミオクロニーてんかんです。

 

ちなみに、若年ミオクロニーてんかんのことを英語では、juvenile myoclonic epilepsy と呼びます。
jubenile とは若いという意味で、myoclonic epilepsy とはミオクロニーてんかんのことです。
そのため、頭文字をとってJMEと呼ばれることもあります。

 

若年ミオクロニーてんかんは、その名の通り、若い年齢で発症するのが特徴です。
具体的には8歳より上の年齢で、特に思春期に発症するケースが多いです。

 

若年ミオクロニーてんかんの方がミオクロニー発作を起こすのは起き抜けが多く、睡眠不足や疲労、ストレスなどがあると、特に発作を起こしやすくなります。
また、アルコールなどもきっかけになりやすいため、注意が必要です。

 

若年ミオクロニーてんかんは、てんかんの中では薬が効きやすい部類に入ります。
そのため、投薬治療(=薬を飲むことによる治療)を行なえば、発作をある程度、抑えることが可能です。

 

ただし、薬を飲むのをやめてしまうと再発しやすいのも、若年ミオクロニーてんかんの特徴です。
また、自然に治ってくれるということも期待しにくいです。
そのため、発作を抑えるためにずっと薬を飲み続けるというケースが多くなってきます。
しかし、症状が軽い場合には、そもそも薬を飲まない、というケースもあります。

 

薬を長い間飲み続けるということになりますと、副作用が心配されるところですが、若年ミオクロニーてんかんの治療に使われる薬は、元々、長い期間、飲み続けることを前提に開発されています。

 

そのため、副作用の心配は一般的な薬ほどではありませんが、心配な方は医師と十分ご相談の上、薬の飲み方に関する方針をお決めになってください。

 

 

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