血管の石灰化の原因と改善方法

建康のために注意しておきたい血管の石灰化とは?

血管の石灰化という言葉は、ほとんどの皆様にとって聞き慣れない言葉かも知れません。

しかし、動脈硬化という言葉であれば、お聞きになられたことのある方も多いのではないでしょうか。

 

血管の石灰化とは、動脈硬化がさらに進行した状態のことを言います。もちろん、建康のためにはよくありませんので、注意が必要です。

ここでは、血管の石灰化が引き起こす病気や注意すべき点などについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

ですが、まずは基本中の基本、血管の石灰化とはどのようなことを指すのか、ということについてご説明しておきましょう。

  

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血管の石灰化とは動脈硬化が進行した状態のことを言うのですが、そもそも動脈硬化とは、その名の通り、動脈が硬くなってしまうことです。

動脈とは、2種類ある血管の種類のうちのひとつですから、動脈硬化=血管が硬くなってしまうこと、と考えていただいてもよいでしょう。

 

ちなみに動脈が硬くなってしまう原因としては、糖尿病や喫煙、加齢(=年をとって体が老いること)などがあります。

では、どのようにして動脈硬化が血管の石灰化へと進行していってしまうのでしょうか。

動脈の血管をホースに例えますと、ホースの外側に当たる部分を外膜、中間に当たる部分を中膜、そして一番内側の部分を内膜と言います。この内膜のさらに内側を血液が流れているというわけです。

 

通常は何の問題もないのですが、糖尿病などになりますと、その影響で内膜にプラークと呼ばれるふくらみのようなものができることがあります。

これが動脈硬化の始まりです。ちなみにプラークの中身は、元々はコレステロールや脂肪です。

 

動脈硬化がさらに進行しますと、プラークに血液の中に含まれているカルシウムがくっついてしまうことがあります。

カルシウムは元々、骨などの成分になるものですから、それがプラークにくっついてしまうことによって、プラークやその周辺が硬くなっていってしまいます。

さらに進行しますと、大げさに言えば血管の内側が骨のように硬いものになってしまいます。こうなってしまった状態のことを血管の石灰化と呼んでいるのです。

 

血管の石灰化が引き起こす病気とは?

血管の石灰化が引き起こす病気には、大きく分けて2つの系統があります。ひとつは狭窄化(きょうさくか)、もうひとつは動脈瘤(どうみゃくりゅう)です。

 

狭窄化とは血管が狭くなってしまうことです。プラークのふくらみによって血管が細くなってしまった結果、血液の通り道が狭くなった状態のことだと思ってください。

 

ちなみに狭窄化が進むと、閉塞(へいそく)といって、血管が閉じてしまった状態になる場合もあります。

狭窄化が引き起こす病気の代表的なものとしては、狭心症や心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などがあります。

 

一方の動脈瘤とは、逆に動脈が大きくなってしまって、瘤(こぶ)のような状態になってしまうことです。瘤というよりは水風船のよう、といった方がイメージしやすいかも知れません。

 

動脈瘤が引き起こす病気としては、動脈瘤の破裂や動脈解離(かいり)、血栓塞栓症(けっせんそくせんしょう)などがあります。

  

  

血管の石灰化が見つかった時の改善方法とは?

血管の石灰化が引き起こす病気には、場合によっては命に関わるものもありますから、できれば早い段階で何とかしておきたいものです。

しかし、残念なことに、現時点では血管の石灰化を確実に解消できるような方法は見つかっておりません。

 

ですので血管の石灰化の改善方法としては、既になってしまった石灰化を解消するというよりは、さらなる石灰化を防ぐ、という方向になってきます。

いわば、これ以上の悪化を防ぐことによって健康状態を維持しよう、ということです。

 

血管の石灰化は糖尿病などが原因になっていることが多いですから、そちらの改善対策をきちんと行なった上で適度な運動を行なうというのが、血管の石灰化に対する対策の基本線となっていきます。

 

つまり、糖尿病と同じで生活習慣と食事の改善と適度な運動が血管石灰化を防ぐ改善方法になるといえるでしょう。

  

血管の石灰化で注意したいカルシウムパラドックスとは?

血管の石灰化はカルシウムがプラークに付着することによって発生します。

ですから普通に考えますと、カルシウムをとらないようにすれば、血管の石灰化を防げるのではないか、という考えが出てきます。

 

しかし、実はこの考えは逆効果になる可能性が高いのです。

と言いますのも、カルシウムをとる量を減らしますと、体の中でカルシウムが不足するようになります。

すると人間の体は、骨などの中にあるカルシウムを溶かして体の中に送り出し、カルシウム不足を解消しようとします。

 

そして、そうやって送り出されたカルシウムがプラークに付着して、動脈硬化が悪化する可能性が高いのです。この現象のことをカルシウムパラドックスと言います。

カルシウムパラドックスが起きますと、骨の中にあるカルシウムを溶かしているわけですから、骨自体が弱くなり、骨粗しょう症につながりやすくなります。

 

また、カルシウム自体、人間の体に必要な成分ですので、とらないでいるとさまざまな悪影響が出てきます。

血管の石灰化対策では、カルシウムを全くとらないというのではなく、カルシウムを適切な量にコントロールするということが大切なのです。

  

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1 件のコメント

  1. 2月にCT検査した所動脈硬化が進んで酷い状態でした。その後三週間の水断食して10日後に動脈硬化のキャビー検査しましたが、血管年齢も歳相応で動脈硬化に関しても異常なしとの事です。画像に写っていた石灰化も含めて全てマクロファージが処理してくれたのでしょうか?

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