肥満の妊娠にはリスクがある?!

肥満した状態での妊娠にはリスクがある!

妊娠は天からの授かりものですが、だからこそ、いつ妊娠するのか分からないということがあります。
つまり、ご自身が妊娠にリスクが伴う状態であっても、お子様を授かる可能性があるわけです。
そんな妊娠にリスクが伴う状態の代表的なもののひとつが、肥満です。
実は、肥満した状態での妊娠には、さまざまなリスクが伴います。
しかも、そのリスクは想像されているよりも、はるかに多種多様で、中にはかなりの危険が伴うものもあります。
その中でも特に注意したいのが、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、神経根閉鎖障害の3つです。
以下に、その3つについて個別に見ていきます。
また、その他のリスクについてもご紹介していますので、ぜひご参考にしていただければと思います。

 

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肥満で妊娠のリスク:妊娠高血圧症候群について

妊娠高血圧症候群とは、かつては妊娠中毒症と呼ばれていたもののことです。
具体的には、妊娠20週以降から分娩12週までの間に、高血圧の症状や、高血圧とたんぱく尿の両方の症状が現れるもののことを言います。

ちなみにたんぱく尿とは、たんぱく質が尿の中に出てしまう状態のことです。通常はそのようなことはありえませんので、ある種の異常事態です。

また、以前はたんぱく尿以外に浮腫が伴う場合も含まれていましたが、今は浮腫は条件に含まれてはおりません(※浮腫とはむくみなどのことです)。

妊娠高血圧症候群の原因は、まだはっきりと分かっていませんが、高年齢の方や肥満した状態で妊娠された方などがなりやすいことが分かっています。

このうち肥満に関しては、BMIの数値が25以上の場合や、妊娠していなかった時の体重が55キロ以上の場合に妊娠高血圧症候群になりやすいと言われています。
なお、BMIとは肥満度を表した数値です。
今ではネットで簡単に計算できますので、気になる方は[BMI 計算]でご検索ください。
妊娠高血圧症候群の恐いところは、さらなる病気を引き起こしやすいところです。具体的には脳出血、肺水腫、常位胎盤早期剥離などがあります。

また、重症の場合にはお腹の中のお子様に栄養や酸素が十分に届かなくなることがあり、最悪の場合、お腹の中で亡くなられてしまうこともありえます。

 

肥満で妊娠のリスク:妊娠糖尿病について

妊娠中に糖代謝異常(とうたいしゃいじょう)というものが初めて発見された場合、妊娠糖尿病という病名になります。

糖代謝異常とは、体の中で血糖値をコントロールする仕組みが正常に働かなくなっている状態のことを言います。
ちなみに、妊娠する前から糖尿病にかかっている場合は、妊娠糖尿病には含まれません。

また、妊娠中に明らかな糖尿病と診断された場合も、妊娠糖尿病とは呼ばれません。

ただし、この2つのケースは妊娠糖尿病よりもさらに重症ということですので、一層の注意が必要となります。
妊娠糖尿病は妊婦の7~9%がなる病気で、特に高年齢の方や肥満した状態で妊娠された方などがなりやすいとされています。
妊娠糖尿病になりますと、母子共に血糖値が高くなりやすくなります。

そのため、健康面でさまざまな悪影響が出やすくなります。
具体的には、お母様の場合ですと妊娠高血圧症候群、肩甲難産、腎症など。

お子様の場合には心臓の肥大、流産などがあり、最悪の場合、お子様がお亡くなりになることもありますので、特に注意が必要です。

 

肥満で妊娠のリスク:神経管閉鎖障害について

神経管閉鎖障害も、肥満した状態で妊娠した場合にリスクが高まると考えられているもののひとつです。

神経管閉鎖障害とは、お腹の中のお子様に発生する障害です。

具体的には妊娠4週から5週前後の段階で、胎児の脳や脊髄が十分発達していないことを言います。
このうち、脳の神経管閉鎖障害は無脳症とも呼ばれています。
 
死産となる確率が極めて高く、たとえ出産しても1週間程度で亡くなられることがほとんどです。
 

一方、脊髄の神経管閉鎖障害では、二分脊椎が多いです。脊髄とは背骨の中を通っているとても重要な神経のことですが、二分脊椎とは、その脊髄の一部が背骨の外に出てしまっている状態のことです。
 

本来、背骨の中で保護されているはずの脊髄が外に出てしまっているわけですから、神経がうまく機能せず、下半身が不自由になるなど、さまざまな障害を引き起こす可能性が高いです。
 

ただ、症状の個人差が極めて大きいため、症状が軽い方もあれば、極めて重い方もいらっしゃいます。
また、水頭症などにもなりやすいため、トータルでのケアが必要とされています。

 

肥満で妊娠のリスク:その他のリスクについて

肥満した状態で妊娠した場合には、他にもさまざまなリスクがあります。

 
具体的には難産になる可能性が高いことや、帝王切開での出産をせざるを得なくなるかもしれないこと、微弱陣痛になりやすいことなどが挙げられます。

 
このうち微弱陣痛とは、陣痛を感じにくくなることです。

 
陣痛を感じにくいと、出産に長時間かかる可能性が高くなります。
 
そうなりますと、出産に成功しても子宮が疲れてしまっているため、出産後の出血が止まらない可能性が出て来ます。
 
これを弛緩出血というのですが、場合によってはお母様の命にも関わる危険な状態です。

 
以上のように、肥満した状態での妊娠にはさまざまなリスクが伴いますので、妊娠をご希望の場合には、日ごろから体重に気を配っておかれることをおすすめしておきます。

 

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