肝臓がん 免疫療法で注目されている治療とは

肝臓がんの治療で注目されている免疫療法とは

がんの治療法にはさまざまな方法がありますが、
中でも最近、注目を集め始めているのが免疫療法です。
免疫というのは、人間の体が生まれつき持っている、
ある仕組みのことです。

その仕組みを利用して、がんを治療しようというのが、
がん治療の免疫療法です。

 

免疫療法には、他のがんの治療法にはない特徴が
いくつもあるため、特に肝臓がんの治療法として
注目されています。

ここでは、がん治療の免疫療法の特徴や、
他の治療法との比較、免疫療法の種類について
ご紹介していきますので、
ご参考にしていただければ幸いです。

 

 

肝臓がん 免疫療法 目次

・肝臓がんの治療で注目されている免疫療法とは
・免疫療法の免疫とは一体、何のこと?
・肝臓がんに対して他の治療法を使いにくい理由とは?
・肝臓がんの免疫療法が他の治療法より使いやすい理由とは?
・肝臓がんの免疫療法には2種類ある

 

免疫療法の免疫とは一体、何のこと?

肝臓がんの免疫療法では、免疫という仕組みを利用して
がんの治療を行ないますが、そもそも、
この免疫とは一体どんなものなのでしょう?

実は、人間の体には生まれつき、体に入ってきた
ばい菌などをやっつけてしまう力が備わってます。

 

もちろん、万能ではありませんし、
無敵でもないのですが、そのような力が生まれつき
備わっていることによって、人間はある程度、
健康な生活を続けていくことができるのです。

このような力のことを免疫力と呼びます。

もし免疫力が人間に備わっていなければ、
人間にとって有害なばい菌が体の中に入ってきた時、
そのまま、やられてしまいます。

しかし、実際のところ、そのようなことには
めったになりませんよね?

これは、人間の体に備わっている免疫力が、
本人がそうと知らないうちに、ばい菌を
撃退してくれているからなのです。

この力をがん治療に使っているのが、
がん治療の免疫療法というわけです。
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肝臓がんに対して他の治療法を使いにくい理由とは?

肝臓がんの免疫療法が注目されているのは、
他の治療法が肝臓がんに対して使いにくいからでもあります。

がんの治療法の代表的なものとしては、
外科治療、放射線治療、化学療法の3つがありますが、
以下のような理由から、肝臓がんの治療法としては
使いにくいものとなっています。

 

まず、外科治療についてですが、これはがんになっている部分を切除してしまう治療法です。

切除というのは文字通り、手術をして切り取ってしまうわけですが、肝臓にはたくさんの血管が通っているため、手術にはある程度の危険が伴います。

また、
肝臓自体も人間の体にとって大切な機能を持っているため、体の他の部分と比較しますと、切除しにくい面があります。

次に放射線治療についてですが、これはがんになっている部分に放射線を当てることで、結果的にがん細胞を減らすというものです。

 

しかし、
肝臓の場合には、放射線を当てると肝臓の機能も落ちてしまいますので、放射線による治療はなかなか難しいのです。

最後に化学療法についてですが、これは抗がん剤などを投与することで、がん細胞が増えるのを抑えるというものです。

しかし、残念なことに、抗がん剤は肝臓に使っても効果が出にくいのです。

以上のような理由から、代表的ながんの治療法は肝臓に対して使いにくい面があり、そのため、免疫療法が注目されているのです。

肝臓がんの免疫療法が他の治療法より使いやすい理由とは?

肝臓がんの免疫療法では、外科治療のように切除を行ないませんので、切除に伴う危険がありません。

また、放射線を使用しませんので、放射線治療と比べますと、体への負担が少なくなっています。

化学療法に関しましては、もともと抗がん剤が肝臓に効きにくいため、比較しますと免疫療法の方が効果を期待しやすくなっています。

 

このように、肝臓独特の事情から他の治療法は使いにくく、肝臓がんには免疫療法が使いやすくなっているのです。
ただ、もちろん、常に免疫療法だけで治療するというわけではありません。
肝臓がんの状態によって、他の治療法も一緒に行なう場合がありますので、その点は誤解しないでください。

 

肝臓がんの免疫療法には2種類ある

実際の肝臓がんの免疫療法には、大きく分けて2つの種類があります。
それぞれ、特異的免疫療法、非特異的免疫療法と言います。

免疫療法にはNK細胞療法など、
さまざまな治療法がありますが、分類しますと
上記の2種類のどちらかになるというわけです。

どうして、この2種類に分けられるかと言いますと、
ねらいの違いです。

 

特異的免疫療法では、がん細胞だけを攻撃して、治療を行ないます。

一方、非特異的免疫療法では、がん細胞だけを
攻撃するのではなく、体全体の免疫力を上げることで、
結果的にがんの治療に結びつけることを目的としています。

どちらの場合でも、放射線治療や抗がん剤による
化学療法のような副作用の心配は、ほとんどありません。

 

特異的免疫療法の代表的なものとしましては、
樹状細胞ワクチン療法、ペプチドワクチン療法、TIL療法などがあります。

非特異的免疫療法の代表的なものとしましては、NK細胞療法、LAK療法などがあります。

ひとつ注意しておきたいのは、免疫療法には健康保険が効かないものが多いということです。
医療費が全額自己負担となりますので、その点も考慮しておきたいところです。

 

また、免疫療法自体が最近になって発展してきた治療法ですので、各地の病院で普通に対応できる状況にはなっておりません。
大学病院等の限られた場でしか受けることができませんので、こちらも注意が必要です。

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